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自動車、オートバイ、エンジンの、ちょっと前のハナシが詰め込まれているまとめのようなブログ

初めに

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初めに

 

いったい何だったのだろうか?あの80年代からの狂乱のバイクブームというやつは。

今ある、その辺の書籍をさらってみても、「こんなモデルがどんどん発表されていました」、ばかりで、何も回答にならない。

HY戦争?あぁ、確かにあったさ。でもあれは、原付ファミリーバイクのハナシが主なんだ。何だってスポーツバイクまで、乱開発・乱発売になっていったんだい?

原因は多々ある。日本の市場と意識、主な輸出先のアメリカの動向。その辺はYHだけじゃなく、KSも深く関わってくる。

「市場と意識」って書いてしまったけど、これも重要なハナシで、市場の無いところを掘り起こすこともあれば、潜在市場が何求めてるか、とか、売れる製品には意味がある。そして他社が追随するんだ。

市場としては、高度経済成長のことがある。また、それによって生まれた高度消費社会の爛熟がある。戦後ベビーブームからなる団塊もいる。そしてバブル経済。

メーカーは戦前にあったものは全て絶え、戦後にオートバイを作り始めたメーカーに取って代わった。

エラソーに書いてるけど、私だって生き字引のような人間じゃない。たまたま、あの時代に昔話しに興味を持っただけさ。

みんなに目に見えて爆発する少し前(にもブームの片鱗は訪れてるんだが)の1978年から2年間、浅間ミーティングクラブの発起人の故・中沖満さんの連載がバイク雑誌で始まった(物書きとしては処女作)。戦後の日本のスクーターやオートバイなんかに関しての自叙伝だ。たまたま私はこれを読んでいて、とても楽しかった。とはいえ、これだけじゃ資料に薄い。

各メーカのサイトでコレクションを覗いても、成功車やエポックメーキングなものはあっても、地味なものとかは全然詳しくない。

小関和夫さんや大久保力さんの書籍は結構役にたったが、何故、あの狂乱を迎えたのかが書かれていない。

 

仕方ない、私が知ってる限りのことを、わかりやすく書いてみよう。

 

これを書き出す前に、必要なモデルの発表年と社会の動向が(自分に)わかりやすいように年表を作ってみたんだけども、メーカーサイトは必要モデルが全然出てないので、昔買ったエイチムックと図書館で見つけたネコ・パブリッシングのモデルブックを参考にしたが、エイチはモデル年が合わないこともあるし、ネコに至っては、解説誤記だらけだった。それでも無いよりマシ、と思い、年表を駆使して、いきなり戦後から始めてみたいと思う。

あ、本当は、「自動二輪」は「モーターサイクル」であって、「オートバイ」ってのは和製英語で本当は好きじゃないんだけど、わかりやすいように、ここでは「オートバイ」、「バイク」の表記でいくからね。

始めは終戦焼け後からだ。そんなところから?と言わず付き合っていただきたい。

 

 


 

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